一般的に知られていない、ご家庭で簡単に出来る花粉症対策についてお伝えいたします。

横になる

血液細胞の新生(新しく生まれること)を造血(ぞうけつ)といいます。
造血は骨髄(骨の中心部分)で行われるのですが、実は、横になって骨が重力から解放された時に行われます。
ですから、寝不足が続くと血液細胞の製造が十分に行われません。

免疫は血液細胞の白血球が担っています。
造血不良が起こると、当然、白血球に影響を与えて免疫能力の低下につながります。

正常な血液細胞を作るには、仰臥位(ぎょうがい:仰向け)の状態で8時間以上が理想とされています。

脳科学的には、「熟睡すれば、3〜4時間で十分」といわれていますが、これは、“脳の休息”に限ってのことで、「からだ全体」のことを考えれば少し違ってくると思います。

花粉症の季節だけでも、「横になる」時間を多めにとっていただければ、免疫能力もアップしますので、アレルギーだけでなく、風邪等もひきにくくなります。

夜に、寝る時間があまり取れない方は、短時間の昼寝などでもいいですし、多忙な方は、休日にまとめて10数時間寝るいわゆる「寝溜め」も有効です。

さらに申し上げますと、22時から4時の間は睡眠のゴールデンタイムといわれ、造血作用も活発に行われることが知られています。

夜勤の多い看護師さん等に貧血やめまい、立ちくらみが多いのは、この時間帯に睡眠が取れていないことも一因とされています。
また、生理のある女性もできれば、この時間帯を睡眠に当てていただくことがいいでしょう。(特に、生理痛がひどい方にお勧めいたします)

※造血に関しては、横になって重力から解放していればいいわけですから、眠ってる、眠っていないはあまり関係ありません。

 

体温を上げる(低体温症を改善する)

一般的に、体温が1度上がれば免疫能力は2〜3倍になるといわれています。
38度の熱に6時間さらされると、ほとんどのウイルスは死滅することも知られており、風邪で熱が上がるのは、「ウイルスを殺す+免疫力の活性化」の作用があるからです。

厚生労働省では、ヒトの体温は36〜37度に維持されることが理想とされていますので、36度を下回るようでしたら、花粉症の季節に限らず、一年を通して体温に気を配っていただくことも重要です。

夏でもお風呂は湯船につかる。
エアコン等で、体を冷やさないようにする。
体を冷やす食べ物を控える。
筋肉を鍛えて筋肉量を増やすことも有効です。

よくいわれている内容になりますが、とても重要はことになります。

 

首のストレッチ

首の筋肉が硬くなると血流が悪くなり、鼻や目に十分な量の血液が行かなくなります。

これを少しでも改善していただくためには、ゆっくりと天井を見上げるように首を動かすストレッチが有効です。
“ゆっくり行う”ことが重要ですから、5秒から7秒位かけて行ってください。

そして、天井を向いたまま三十秒くらい静止していただいて、ゆっくりと戻します。
戻すときも5秒から7秒位かけてください。

1日に数回行うだけでかまいません。

※決して無理をしないでください。また、首に何らかの疾患がある方はお控えください。

 

下半身のストレッチ

花粉症なのに、なぜ下半身のストレッチが良いのか疑問に思われたかもしれません。
しかし、これは血流改善と深い関わりがあります。

具体的には、
大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)
ハムストリングス(太ももの後ろの筋肉)
大臀筋(お尻の筋肉)
の3箇所です。

太ももの筋肉とお尻の筋肉は体の中で最も大きいもののひとつです。
ですから、ここをストレッチすると全身の血流改善が見込めます。

血液は熱も運んでいますので、血流を改善することで体温の上昇・維持にも効果的です。

これらの筋肉をゆっくりと伸ばしていき、いっぱいまで伸びきる少し手前で四十秒ほど静止します。
そして戻すときも、ゆっくりと伸ばします。

この動作中は、呼吸を止めないようにしてください。

 

のむら整骨院 院長 野村晃生のサイン