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そもそも「肩こり」とは、どのような状態になっているのか?

肩こりとは、「肩の筋肉が硬くなる」ことで様々な症状が出るのですが、では、その硬くなった筋肉はどのような状態になっているのか?

これは、ほとんど語られることはありません。
しかし、とても重要なことになりますので、順を追ってお話しします。

筋肉は、細い糸状の「筋線維(きんせんい)」が束になってできています。

 

筋肉の構造図
筋肉と筋膜の図

筋肉は、細い糸状の「筋線維(きんせんい)」が束になっている

 

その筋線維の間に間質液(かんしつえき)という液体があり、その液体がサラサラの状態が軟らかい理想の筋肉(肩こりのない筋肉)といえます。
しかし、このサラサラの間質液が、ドロドロになると緊張したツライ肩こりの筋肉となります。

ドロドロの状態が続くと乳酸、カルシウム、その他の老廃物が「疲労物質」となって筋肉に残留し、さらに緊張を強めます。

この緊張した筋肉には、常に「縮む力」が働きます。
これは、意識している、していないにかかわらず、“力を入れっぱなしの状態”を想像していただければいいでしょう。

そして、血管や神経、リンパ管などを圧迫し、血行不良やリンパ液の流れに影響をあたえ、酸素や栄養が細胞に届かなくなることで、おもい、だるい、痛い、肩の上に石が載っている、首から肩にかけて固まったような感覚、さらに重症の時は、頭痛、めまい、吐き気などの症状を呈します。

ですから、「肩こりを治す」には、このドロドロをサラサラにしなければなりません。
これが『肩こり治療の基本』となります。

 

緊張していない筋肉(筋線維)のイメージ図
緊張していない筋肉のイメージ図
筋線維の間質液が“サラサラ”の状態
↓↓↓
肩がコラナイ
矢印
緊張している筋肉(筋線維)のイメージ図
緊張している筋肉のイメージ図
筋線維の間質液が“ドロドロ+疲労物質”の状態
↓↓↓
肩がコル

 

“ドロドロ+疲労物質”“サラサラ”の状態にする
↓↓↓
『肩こり治療の基本』

 

 

なぜ筋肉が硬くなると症状が出るのか?

筋肉が硬くなると縮む力が働きます。
体にはたくさんの血管が走っていおり、当然、筋肉の間にも血管が走っており、この“縮む力”により、筋肉の間を走っている血管を圧迫し細くしてしまいます。

「正常な筋肉」
正常な筋肉の図

慢性的に縮む力が働いていない為、血流も十分ある状態。

「硬くなった筋肉」
硬くなった筋肉の図

筋肉が硬くなると縮む力が働き、それににより血管を圧迫し血流が悪くなる。

 

血管が細くなると血流が悪くなり、細胞に必要な酸素や栄養が行かなくなります。

正常な筋肉の拡大図

正常な筋肉の拡大図

血管の太さも血流も正常なので、細胞に酸素が十分に行き渡っている。

硬くなった筋肉の拡大図

硬くなった筋肉の拡大図

血管が細くなり、血流が悪くなり、酸素が不足している状態。

 

酸素等が不足すると、細胞は“ブラジキニン”や“ヒスタミン”という『発痛物質』を放出します。

細胞が発痛物質を放出するイメージ図

細胞が発痛物質を放出するイメージ図

酸素不足になると、細胞は“ブラジキニン”や“ヒスタミン”という『発痛物質』を放出する。

 

この発痛物質に“痛覚神経”が反応し、肩が凝った感じ、重い、だるい、痛い、痺れているなどの症状で脳に知らせます。

発痛物質に『痛覚神経』が反応したイメージ図
発痛物質に『痛覚神経』が反応したイメージ図

発痛物質に神経が反応することで、酸素不足を脳に知らせる。

 

このように何かしらの症状は、体が危険な状態だと言うことを知らせるサインです。

いかがですか?あなたが感じていることと、体に起こっていることが、感覚的にリンクしたのではないでしょうか?

 

 

「難治性肩こり」は、さらに原因が3つあります!

肩こりの3つの原因とは?

①筋膜の癒着(ゆちゃく)
②筋肉の石灰化
③“腰の筋肉”が硬くなっている
の、どれか、もしくは、複合の可能性があります。

 

これらに対処しなければ、肩こりの根本治癒は望めません。

 

①筋膜の癒着(ゆちゃく)

筋膜は体を動かす時に互いにズレあうような構造になっています。
ですが癒着してしまうと、ズレあうことができなくなり、リンパ液の循環不良が起こり、水分が溜まり“むくみ”や“重い”、“だるい”といったツライ症状につながります。

 

筋膜の構造
筋膜の図

「筋膜」は深筋膜、筋周膜、筋上膜、筋内膜と様々な種類があり、お互いにずれ合う(滑走する)ようになっている。

 

正常な筋膜とリンパの流れの関係
正常な筋膜とリンパの流れの関係の図

筋膜の癒着もなく、リンパ液がスムーズに流れている状態。

 

また、代謝も低下し、関節の動きも悪くなり、筋肉や腱、靭帯、筋膜に負担がかかり、発痛物質が発生することで神経を刺激し、痛みやコリの原因になります。

「筋膜の癒着」は、無理に引き剥がそうとすると、さらに悪化する可能性があります。
また、強い力でのストレッチも非常に危険です。

「筋膜の癒着」を傷つけずに改善するには、体のバランスを根本的に整えながら、血液やリンパの循環を良くし、正常な筋膜を取り戻す安全な治療方法が必要になります。

軽い肩こりの場合は、皮下組織へのアプローチで、比較的、容易に改善することができますが、「難治性肩こり」の方には、より深い治療が必要になってきます。

 

癒着した筋膜の図
癒着した筋膜の図

筋膜が癒着し、リンパ液の循環障害が起き、筋肉の動きも悪くなる。

矢印
癒着した筋膜に対するアプローチ
癒着した筋膜に対するアプローチの図

「筋膜の癒着」を傷つけずに改善し、リンパ液の流れも回復する。

 

 

②筋肉の石灰化

とは、筋肉に必要以上のカルシウムが溜まることで、骨のように硬くなることです。

筋肉が縮みきった状態で、固まった様子を想像していただければいいかもしれません。
この状態の筋肉は、伸びたり縮んだりすることができず、もちろん、血液の循環も非常に悪くなり、強く揉んでも押してもビクともしなくなっています。

 

「石灰化」する筋肉のイメージ図
「石灰化」する筋肉のイメージ図①

筋肉に必要以上のカルシウムが溜まると…

下への矢印
「石灰化」する筋肉のイメージ図
「石灰化」する筋肉のイメージ図②

筋肉が縮みきった状態で、固まり骨のように硬くなる。

 

私の経験では、肩甲骨の内側、内側の上部、首と頭蓋骨の境目等に多く見受けられます。

 

「石灰化」しやすい部位
「石灰化」しやすい部位

肩甲骨の内側の上部、首と頭蓋骨の境目等に多く見受けられる。

 

石灰化になる原因は様々です。
しかし、一度石灰化してしまうと、自然治癒はほとんど望めません。
そして、この石灰化した筋肉を、元の状態に戻すにはマッサージや指圧、鍼などでは難しく、特殊な治療が必要になります。

 

③“腰の筋肉”が硬くなっている

ここからが本題です。

これまで、肩に対して様々なことをしてきたにもかかわらず、一向に良くならないのは、実は、あなたの肩こりの本当の原因は肩ではないからです。

本当の原因は、あなたの『腰』にあります。
正確に言いますと『腰の筋肉』です。

そして、その『腰の筋肉が硬くなる』ことで、あなたは肩こりで長年悩み続けなければならなかったのです。

「腰の筋肉?」
「肩なのに、なんで腰?」
「腰の筋肉が硬くなる?」
と思われたことでしょう。

詳しくご説明いたします。

筋肉は緊張すると縮む力が働くことは、既にお話ししました。

肘を曲げてチカラコブを作ると、腕の筋肉は硬くなります。
そして、その硬くなった筋肉は短くなっています。
ちょうど、これと同じことが腰の筋肉で起っています。

つまり、何ヶ月も、何年も、肩こりが続いている人の腰の筋肉は、とても硬くなり、縮んでいる状態にあります。

腰の筋肉というのは骨盤と肋骨の間にあります。
この筋肉が縮むと、一番下の肋骨(第12肋骨)を引っ張り下げます。
そして、次の肋骨も筋肉や靭帯でつながっていますので、当然、下に引っ張られます。
このようにして、肋骨全体を下に下に引っ張り下げる力が働きます。

肩の筋肉と言うのは、首から腕や肩甲骨にぶら下がるようについています。
肋骨が下に引っ張り下げられますと、当然、肩の筋肉に力が加わります。
すると、肩の筋肉は耐えようとして、常に緊張した状態になります。

例えるなら、肩の筋肉と腰の筋肉で“綱引き”をしてるような状態になります。

こうなると、常に、肩に力が入っている状態になり、パンパンに張ってきます。

さらに申し上げますと、腰の中心部分にも背骨に沿ってずっと首、頭までつながっている筋肉(脊柱起立筋:せきちゅうきりつきん)があります。

腰の筋肉が硬くなると、この筋肉も緊張し、首や肩にも負担がかかってきます。

肩だけにアプローチしても、一向に良くならない理由はここにあります。

本当に、肩こりの完治を目指すなら、まずは、腰の筋肉を軟らかくすることから始めなければなりません。

 

『腰の筋肉が緊張=肩コリの原因』のイメージ図 ①
『腰の筋肉が緊張=肩コリの原因』のイメージ図 ①

①腰の筋肉が縮む

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『腰の筋肉が緊張=肩コリの原因』のイメージ図 ②
『腰の筋肉が緊張=肩コリの原因』のイメージ図 ②

①腰の筋肉が縮む
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②肩の筋肉を引っ張り、下げる力が働く
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肩こりの本当の原因

肩こり治療の注意点

筋肉を軟らかくすることで、肩こりは改善します。
ですが、その為に行ってはいけない行為があります。

「ゼッタイしてはいけない行為」に詳しく解説しています。
じっくりと読んでいただき、今後の参考にしていただければ幸いです。

 

 

本当に治っていただくために!

もしこの肩こりがなければどんなに楽だろう・・・
その想い叶えてみませんか?

当院の肩こり治療は、徹底的に治っていただくため、私、野村晃生が、お一人おひとり、じっくりと診させていただいております。
その為、一日に診れる患者様の数は10人ほどになり、すべての患者様には予約をしていただいております。

また、治療を行うのは、私、野村晃生ひとりで、一度に診ることのできる患者様は一人に限られ、そして、一日に診れる患者様の数も上記のように10名ほどになります。

このような理由から健康保険での治療では限界があるため、自費での治療をお願いしております。

当院で、「肩こり治療」をご希望の方は、06-7493-5992(電話でご予約・お問合せをする際の手順はコチラ)までお電話ください。

「無料メール相談」でのご相談も受け付けております。
どうぞお気軽にご利用ください。

※「初めての方」は、1日2名様までとさせていただいています。
治療をご希望の方は、お早めにお電話ください。

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