本当の痛みの原因なぜ、痛みを感じるのか?①なぜ、痛みを感じるのか?②どのような仕組みで痛みを感じているのか?①どのような仕組みで痛みを感じているのか?②どのような仕組みで痛みを感じているのか?③どのような仕組みで痛みを感じているのか?④からだが痛くなる原因(結論)慢性痛は、どうすれば治るのか?

筋肉の緊張が慢性痛の原因であるとお伝えしました。
では、この痛みを取るにはどうすればいいのか?

答えは簡単です。
この硬くなった筋肉を軟らかくすればいいわけです。
なんだ簡単じゃないか?と思われたかもしれません。
そして、次の様な行為が思い浮かぶのではないでしょうか?

①マッサージ
②指圧(強く押す)
③叩く(たたく)
④ひっぱる(けん引・ストレッチ)

ですが、実は、これらの行為は硬くなった筋肉に絶対に行ってはいけません。
世間一般では、筋肉がコッタリ、硬くなるとこのようなことをしますし、最近では、60分2980円と格安でマッサージをしてくれるお店もあります。

しかし、この4つを行うと、さらに悪化してしまいます。
ですから、絶対に行わないでください。

では、なぜこれらをしてはいけないのか?

ひとつひとつご説明いたします。

①マッサージをしてはいけない理由

筋肉というのは、筋線維という細い糸状のものが束になってできています。
この、筋線維は10〜100μmと、たいへん細く横方向に力を加えてモミモミすると簡単に切れてしまいます。
この、切れた筋線維ですが、ブチンッ!と切れると、いわゆる“肉離れ”という状態でとても痛いのですが、マッサージ程度ですと、細かい範囲でしか切れませんので、あまり痛みは感じません。
(マッサージの翌日に痛みを感じる“揉み返し”や“揉み起こし”は、この切れた筋線維の痛みで、簡単に申し上げますと怪我をしていることになります。)
ただ、この筋線維は切れても修復しますので、安心してください。
ですが、ここで問題なのが、この切れた筋線維の修復にカルシウムを使うということです。

筋肉の切断箇所にカルシウムが作用し、切れた筋肉に接着剤のような役割をしてつなげます。
カルシウムを使うこと自体は悪くないのですが、
この、「マッサージ→筋線維切れる→カルシウムでつなげる」を繰り返していると、だんだんとカルシウムが溜まってきて、その筋肉が硬くなってしまいます。

筋肉が硬くなることで痛みが出ますので、どんどん悪くなる方向に行ってしまいます。

また、ミオグロビンという物質があります。
これは、通常、筋肉に存在し、酸素を運んだり蓄えたりエネルギーをつくる時に使われたりします。
しかし、筋肉が傷つくと、このミオグロビンは血液中に出てきます。
心筋梗塞等では、血液検査した際、その重症度の判定に使われることもあります。

②指圧(強く押す)をしてはいけない理由

これは、先ほど「①マッサージをしてはいけない理由」で説明させて頂いた内容とほとんど同じ理由です。

さらに、筋肉に強い力を急に加えると一瞬で反発し、硬くなってしまいます。
筋肉が硬くなることで痛みが出ますので、この行為も厳禁です。

③叩いてはいけない理由

筋肉は、叩くとその振動で少し軟らかくなる性質があります。
しかし、これも、10回くらいまでです。
それ以上叩くと、「②指圧(強く押す)をしてはいけない理由」で説明しましたように、「筋肉に強い力を急に加える」状態と同じになってしまい、硬くなってしまいます。

肩こりなどで、叩くと少し筋肉がほぐれて、楽になった経験をお持ちの方もおられるでしょう。
ですが、これも10回くらいまでで、それ以上叩くと反対に辛くなってくるのは、上記のような状態になるからです。

④ひっぱる(けん引・ストレッチ)をしてはいけない理由

この行為は、「腰限定」です。
腕や足は、ストレッチ等でその筋肉を伸ばしてもかまいません。

腰には、通常、腕や足にはない硬さの筋肉(長硬化筋)があります。
この筋肉を無理に伸ばすと切れてしまいます。

切れてしまうと、3週間くらい立てなくなります。

整形外科や整骨院で「けん引」をして、『さらに痛みが増した』、もしくは、『激痛で立てなくなった』という経験をされた方もおられるかもしれません。
これは、腰の中の「硬くなった筋肉」が“傷ついた”、もしくは、“切れた”かのどちらかの可能性があります。

のむら整骨院 院長 野村晃生のサイン