本当の痛みの原因なぜ、痛みを感じるのか?①なぜ、痛みを感じるのか?②どのような仕組みで痛みを感じているのか?①どのような仕組みで痛みを感じているのか?②どのような仕組みで痛みを感じているのか?③どのような仕組みで痛みを感じているのか?④からだが痛くなる原因(結論)慢性痛は、どうすれば治るのか?

なぜ、「酸欠状態」になるのか?

では、「3、特別、何かした訳でもないのに痛む」ときは、どのような仕組みで「酸欠状態」になっているのでしょうか?

痛みを感じる神経は、筋肉・腱・靭帯・膜にしかない事は「どのような仕組みで痛みを感じているのか?②」でお話ししたので、ここで何かが起こっている事になります。

その中でも、何ヶ月も、何年も痛みを感じ続ける慢性痛は、「筋肉」が一番の原因と考えられます。

つまり、筋肉に何かが起こっているのです。

では、何が起こっているのでしょうか?

それは、筋肉が緊張し硬くなっているのです。

「えっ?!硬くなっている?だけ?」と思われた事でしょう。

そうです。

「筋肉が硬くなっている」
ただ、それだけです。

硬いと言いましても、柔軟性のことではなく、触ってみて、軽く押してみて「硬いかどうか?」という意味です。

筋肉が硬くなるだけで、こんなにも痛くなるのか?と思われたかもしれません。
ですが、これ以外に理由はありません。

詳しくご説明致します。

筋肉が緊張して硬くなると、縮むチカラがはたらきます。
この、縮むチカラにより、筋肉の中を通っている血管を圧迫して細くしてしまいます。
こうなると、流れる血液の量が少なくなってしまいます。

「正常な筋肉」
正常な筋肉の図

慢性的に縮む力が働いていない為、血流も十分ある状態。

「硬くなった筋肉」
硬くなった筋肉の図

筋肉が硬くなると縮む力が働き、それににより血管を圧迫し血流が悪くなる。

 

つまり、血行不良が起こります。

血行が悪くなると、その筋肉等の細胞に酸素や栄養が不足することで、身体が危険な状態である事を痛みとして脳に知らせます。

これが、慢性痛のメカニズムです。

正常な筋肉の拡大図

正常な筋肉の拡大図

血管の太さも血流も正常なので、細胞に酸素が十分に行き渡っている。

硬くなった筋肉の拡大図

硬くなった筋肉の拡大図

血管が細くなり、血流が悪くなり、酸素が不足している状態。

 

酸素等が不足すると、細胞は“ブラジキニン”や“ヒスタミン”という『発痛物質』を放出します。

細胞が発痛物質を放出するイメージ図

細胞が発痛物質を放出するイメージ図

酸素不足になると、細胞は“ブラジキニン”や“ヒスタミン”という『発痛物質』を放出する。

 

この発痛物質に“痛覚神経”が反応し、痛み、シビレ、重い、だるいなどの症状で脳に知らせます。

発痛物質に『痛覚神経』が反応したイメージ図
発痛物質に『痛覚神経』が反応したイメージ図

発痛物質に神経が反応することで、酸素不足を脳に知らせる。

 

腰痛、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症、線維筋痛症鵜、股関節の痛み、膝痛、四十肩・五十肩、腱鞘炎、関節リウマチの痛み等、全てがこのような機序で起こっています。

この事は、標準生理学という医学部1年で習う教科書にも記述されています。

標準生理学

*********引用*********
筋の収縮によって痛みが起こる。
ーー中略ーー
筋の血流を止めると痛みが起こる。筋収縮時の代謝産物として発生する乳酸やカリウムイオン、セロトニン、ブラジキニン、ヒスタミンなどが過剰に蓄積して痛みを起こすとされている。
ーー中略ーー
血流改善が「こり」、「しびれ」や「痛み」の寛解とかかわっている。
*******引用ここまで*******

深部痛 痛みの寛解

と、されています。

しかし、病院等で、このような話しを聞く事は少ないでしょう。

幸か不幸か、医学が発展してきた現代では、腰痛で医師が患者さんに触れる事は、ほとんどなくなりました。
レントゲン、CT、MRI等のキカイに頼る事が多くなり、本当の原因を見失っているのかも知れません。