本当の痛みの原因よくある診察風景 腰痛編よくある診察風景 椎間板ヘルニア編よくある診察風景 脊柱管狭窄症なぜ、痛みを感じるのか?①なぜ、痛みを感じるのか?②どのような仕組みで痛みを感じているのか?①どのような仕組みで痛みを感じているのか?②どのような仕組みで痛みを感じているのか?③どのような仕組みで痛みを感じているのか?④からだが痛くなる原因(結論)慢性痛は、どうすれば治るのか?

「あなたの腰痛の原因は、椎間板ヘルニアです!」
そう聞いた瞬間、部長の事が思い出された・・・

昨年の夏、部長が腰の椎間板ヘルニアの手術をするというので、しばらく休んでいた。
はじめは、腰が痛いだけだったが、だんだん足にまでシビレが出てきて、それで仕方なく手術をするといっていた。

部長がヘルニアの手術をする前に、MRIという特殊なレントゲンみたいなものを会社に持ってきていたので見せてもらったが、素人が見ても何かが飛び出しているのがわかるくらいだった。
その飛び出ているのが、神経を圧迫して痛みやシビレの原因となってるらしく、手術というのはそれを取り除くそうだ。

よくわからないが、なんだか痛そうに見えたのを覚えている。
手術も成功し、経過も良好だったようだが、部長の腰は、いまだに痛みを発しているらしい。
椎間板ヘルニアで手術をするっていうのはたまに聞くけど、手術したのに良くなったというのは、あまり聞いたことがない。
あれだけ、飛び出ていたものを取り除けば、さぞ、スッキリすると思っていたが、どうもそうではないらしい。
腰痛と椎間板ヘルニアはあんまり関係ないのか?

幸い、私は、そこまで悪くはなっていないらしく、
「椎間板ヘルニアですが、手術するほどではありません。」
と医師から告げられた・・・
「痛み止めの薬を出しておきますので、それで、しばらく様子を見て下さい。」

少し安心したが、よく考えれば、おかしな日本語だ。
「椎間板ヘルニアなのに、手術するほどでもない?」
こんなにつらいのに、手術するほどでもないって・・・
じゃ、どうするんだ?
椎間板ヘルニアが原因なら、それを取り除いてくれた方が、手っ取り早いと思うのだが・・・
それに、薬といっても痛み止めだよな・・・
ようするに、麻酔で痛みを感じなくするだけで、ヘルニアをなんとかしている訳ではないよなぁ・・・
薬でヘルニアが凹むとは思えないし・・・

これでいいのだろうか?
いずれにしても、手術だけはしたくない。
かといって、治す為に何かしているわけでもないし、何をしていいかもわからない・・・

 

—– 補足説明 —–
椎間板ヘルニア
“ヘルニア”というのは、内容物が飛び出ていることをいいます。
腰の場合、「腰椎椎間板ヘルニア」というのが正式名称です。
つまり、腰のヘルニアとは、腰の椎間板の内容物(髄核:ずいかく)が飛び出していることをいいます。
これは、レントゲンで見るとなんとなくわかる程度で、確実に診断するには、MRIを撮る必要があります。
ヘルニアと診断されると、手術という選択肢が出てきますが、椎間板ヘルニアで手術する事は、私も反対です。
なお、東大病院(東京大学医学部付属病院)でも、数年前から、椎間板ヘルニアの手術は行っておりません。