腰痛未経験者98名のうち異常所見は約8割!!

腰痛経験のない20~80歳、98名の腰部のMRI画像の異常所見の確率を調べた。
MRI画像は、被験者の臨床状態を知らない、神経放射線学者2名によって個別に行われた。
画像で診断する際の偏見の可能性を減らすため、異常所見が確認される腰痛患者のMRI画像27名分を、無症候性患者のMRI画像を無作為に混合した。

結果:
98名の無症候性被験者のうち
正常な椎間板 36%
椎間板膨隆  52%
椎間板突出  27%
椎間板脱出  1%
38%は1つ以上の椎間板の異常を有していた。
椎間板膨隆は、年齢とともに増加。
椎間板突出は、年齢とともに増加しなかった。

最も一般的な椎間板以外の異常は
シュモール結節 19%
環状欠陥・椎弓関節症 14%であった。
調査結果は男女とも同様であった。

結論:
腰椎のMRI検査では、腰痛未経験のほとんどの人は、椎間板の膨隆、突出を有し、約8割の被験者に何らかの異常所見が確認された。
これらの知見と腰痛の罹患率が高いことを考えると、腰痛患者のMRIによる異常所見は偶然の可能性がある。

「Magnetic resonance imaging of the lumbar spine in people without back pain.」

私は、椎間板ヘルニアを始めとする椎間板異常や腰椎の画像による異常所見は、「痛みとは関係ない」と考えていますし、そのように患者さんにもお伝えしています。

それらの背景にはこのような調査報告書があり、そして、実際に患者さんと向き合うことで、常々感じるからといえるでしょう。

 

のむら整骨院 院長 野村晃生のサイン