体重の重い方が椎間板にプラスの効果

椎間板変性の原因に関する見解は二通りあり、ひとつは、毎日、度重なる物理的な負荷や生体力学的な力が、椎間板にかかることで「消耗(椎間板変性)」するという見解。
もう一つは、反対に、一般的に、筋骨格系は負荷の蓄積により身体的に有益である(いわゆるトレーニングにより筋力が増す)という考えで、椎間板も負荷がかかることで丈夫になるという見解。

そこで、体重差のある(平均13Kg)一卵性双生児を対象に、腰部に累積的で反復的な負荷をかけ、腰椎1番から4番までの椎間板をMRIにより比較検証した。
結果、体重が重い方が腰椎の骨密度が高く、椎間板の状態も良好だった。

「Challenging the cumulative injury model: positive effects of greater body mass on disc degeneration.」

 

筋骨格系は、鍛えることで骨は丈夫になり、筋力は増強されることは、一般的に常識となっています。
この研究調査では、椎間板も同じく負荷をかける(鍛える)ことで、強くなるということになります。
仕事やスポーツ等による、累積的かつ反復性の負荷が、椎間板にダメージを与えるわけではないことが示唆されます。
腰痛の患者さんには、「体重を落としなさい!」というアドバイスが日常的に使われていますが、一概にそう言えない可能性があります。

 

のむら整骨院 院長 野村晃生のサイン