腰部脊柱管狭窄症の症状と画像所見の特徴および関係の評価

高性能の画像診断の普及によって腰椎脊柱管狭窄症が増加したと言われたいます。
100名の脊柱管狭窄症患者(平均年齢59歳)の臨床症状(腰痛・下肢の痛み、シビレ・間欠性跛行等)と画像所見(単純X線撮影・脊髄造影・CT)を比較した結果。
脊柱管の狭窄は、中央および、または側方の神経根の圧迫の徴候を伴っていることが画像所見に示された。
両側性の症状を訴えたのは42%、画像所見では患者の89%が両側性の狭窄変化が認められた。

結論:
「狭窄の程度」と「臨床症状」との間に明確な関連は認められなかった。
放射線学的変化は、臨床像から予想よりも広範囲であり、狭窄の程度は臨床的苦痛の程度に対応しなかった。
「Lumbar spinal stenosis. Clinical and radiologic features.」

 

この研究で、脊柱管狭窄症の画像所見と症状と関連性のないことが明らかとなりましたが、今後、画像検査が増えるに従って新たな診断名と患者が増えていくことでしょう。

しかし、このような研究が進むことで、「神経の圧迫」と「症状(腰痛・下肢の痛み、シビレ・間欠性跛行等)」は関係ないということが、一般的に認知されると病院での対応も変わってくるかもしれません。

 

のむら整骨院 院長 野村晃生のサイン