“分離症”や“すべり症”だからといって、アスリートの道を諦める必要はない!

脊椎分離症・脊椎分離すべり症のあるアスリートを約5年間追跡調査した結果、連日の過酷なトレーニングにもかかわらず症状を訴えた者は皆無だった。
若者にアスリートの道を諦めさせたり激しい運動をさけさせたりする必要はない。

脊椎すべり症を伴う小児および青年に対する数年間の競技スポーツトレーニングの影響を検討するために、脊椎分離症または脊椎すべり症を有する86人の若いアスリート(6歳から20歳の女児24人および62人の男児) 。

レントゲン検査では、33人の選手の経時的な変位が増加した。
この群における脊椎すべり症の平均進行は10.5%であった。

36人の運動選手について、運動訓練の期間中、脊椎すべり症は進行しなかった。
7人の選手では、平均で17.9%から8.9%への変位の減少が観察された。

10人のアスリートは、脊椎すべり症の進行はなかった。

集中的なハードなトレーニングにもかかわらず、アスリートは全観察期間中症状がなく、平均して4.8年間持続した。

研究の結果、分離症、すべり症だからといって、競技スポーツをする青少年にトレーニングを制限するようにアドバイスする必要はない。
「Competitive sports and the progression of spondylolisthesis.」

これはハンドボール、バスケットボール、バレーボール、体操選手、陸上選手を対象とした研究ですが、脊椎分離症または脊椎分離すべり症のある一流バレエダンサーも腰痛発症率に差はないことが明らかになっています。

 

日本の整形外科では、画像検査で分離症やすべり症の所見があると、3ヶ月から半年は運動を中止するように指導されます。

しかし、この研究報告では、その必要性が疑問視されるということになります。
分離症やすべり症だからといって不安になることもありませんし、アスリートの道を諦める必要もありません。

 

のむら整骨院 院長 野村晃生のサイン